さよなら、NewsPicks | KOBAPY横丁

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さよなら、NewsPicks

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近ごろなぜかブログブーム

こんにちは、KOBAPY(@kobapy_yokocho)と申します

早速ながら最近、俺の周囲では眞鍋かをりがブログの女王と形容された時代と並ぶくらいのブログ開設ブームでしてね。なんか、なら俺も乗り遅れまいぞ、とやってみたくなってしまいまして・・・。

3年前に俺、今の会社へ転職したのですが、それからまあクソ忙しい生活を送って参りまして・・・。流石に心底疲れ果ててきていたところでして。ところがそれも、今流行りの

働き方改革

の流れの、時間外勤務抑制により、ちょっと落ち着いて参りまして。ブログなんぞに時間を割く余裕が出て参りました、ということで。

ところで

先日の、

日本経済新聞

日本経済新聞の電子版。日経や日経BPの提供する経済、企業、国際、政治、マーケット、情報・通信、社会など各分野のニュース。ビジネス、マネー、IT、スポーツ、住宅、キャリアなどの専門情報も満載。

に、経済ニュース専門のウェブサイト

NewsPicks

「経済を、もっとおもしろく。」ビジネスパーソンや就活生必携のソーシャル経済メディア。国内外の最先端の経済ニュースを厳選。専門家や著名人の解説コメントでニュースがわかる。

が、こんな全面広告を掲載し、ネットでは賛否両論巻き起こりました。

日本経済新聞

(※日本経済新聞2018年6月26日朝刊のスクリーンショットの縮小版です)

東京メトロ
東急電鉄

といった、比較的高所得な「意識高い」勤め人が通勤通学に利用してそうな首都圏の鉄道各線にも中吊り広告をだしたようです。

さて

で。このコピー見て、

「おお! NewsPicksよく言ってくれた」

と、溜飲を下げた人間が、果たしていくらいるのやら、と。

NewsPicksがこのコピーで定義したい

「おっさん」

が。この日本社会にとって、如何に成長を阻害している連中かなんて、まともな勤め人ならば、何もここでご丁寧に例示されずとも分かる話ですわな。

このコピーの時代錯誤ぶり

尊敬する

境治さん

6月26日に経済紙とスポーツ紙にそれぞれ「おっさん」の言葉がデカデカと掲載された。NewPicksの広告「さよなら、おっさん」と影山貴彦教授の「おっさん力」だ。後者はメディアを飛び越えて広がっていった

常見陽平さん

NewsPicksの「さよなら、おっさん」広告問題。Facebook上で満腔の怒りを叩きつけたうえ、燎原の火のごとく燃え広がる国民の怒りをITmediaの連載で代弁した。【おっさんの何が悪い Newspicksの広告がひどすぎる】

も、こうして苦言を呈していらっしゃる。常見さんは特に、かなり怒っていらっしゃる。

そりゃ、当然ですわね。境さんも常見さんも、おっさんだから。俺もおっさんなんで、ハラが立った。

男性に生まれれば、いつか必ずおっさんになる

わけで、おっさんにならない男、いやしない。すなわち、どうにも避けようがない事態に陥った人種を「○○な連中だ」とカテゴライズして、「さよなら」と形容してるわけですから。言われて、

おお、よく言った! この世はおっさんがダメにしてる

なんて事を、ドヤ顔で言う、おっさんとしかいいいようがない年齢の男が述べたとしても

「オメエも立派なおっさんだろ」

っていう、若年層のネット民から罵詈雑言浴びせられるかも知れないわけで。

それ以前に

このコピー、時代錯誤感がすさまじい。

20年前のコピーかよ

と思ったくらいに。

おっさんの新入社員時代

オレらおっさんが、新入社員だった頃の話をしてみますかね。

1995年にインターネットが一般に開放され、いっぱしの企業・大学なら、常時接続環境とウェブとメールが社員ひとりひとりに与えられるようになった。ちょうど今まで紙とハンコでやっていた仕事が、PCで代替されるようになった時代と重なるわけですよ

ところが、当時

おっさん

と呼ばれた種族はスゴかった。そりゃそうで、ITリテラシーもネットリテラシーもないといか、概念すらない世代ですからね。これって誰が悪いとかでなく、教わってきてないので、しょうがない。

俺は1998年に新卒でとある企業に入社しました。ネットには1995年の、ちょうど

Windows95

が発売された頃から触れ、家で狂ったように情報収集に勤しんでましたか。

卒論もエラソーにWordで書いたし、そこに挿入するグラフもExcelで作った。いくつかの会社はエントリーシートをWeb経由で提出した、すなわちいっぱしのITスキルは兼ね備えて入社した最初の世代かも知れない。

おっさんに虐げられてきた今回Disられたおっさん世代

ところが、上につく上司は、先述の通りITリテラシー以前の、キーボードの打ち方も分かんないような連中ばかりなんです。

「おや!? 大事なメールがエラーで返ってきた」

って、大騒ぎしてるんでどうしたのかと思いきや、「-」と「_」の区別すらつかず、いくら説明しても違いを分かってもらえないわけです。

これが本社ならば、当時からIT(情報システム)の専門部署にヘルプデスクが配置され、手取り足取りそういう困ったおっさん社員を指導していた。ところが在籍していた会社は新人は地方に配属される慣習だった。地方の拠点にそんなヘルプデスクが常駐でいやしないわけです。

やれOSが固まっただの、Wordで表の作り方が分からないだの、いちいち全部俺に聞いてくるわけです。

別に情報システム局との兼務手当が出るわけでもないのに、この手の業務が定型かルーティンワークか並みに毎日忙殺され、何かイベントがあると全部俺がかぶるような有様。

そのくせ、上司に

Webサーバをたてて、他の拠点との情報共有に利用したい
○○というワークフローシステムの営業があった。実に魅力的なんでぜひ導入し、意思決定迅速化ペーパーレス化に役立てたい

とか必死にパワポで提案して、なんてやっても

「んなカネのムダ遣いを」
「紙とハンコの文化を大切にしなければ、部内の結束は生まれない」

とか以前に

「なにそれおいしいの!?」

で終わり。

入社の前年に山一證券だ北海道拓殖銀行だの、次々大手の金融機関が倒産するような大不況に見舞われ就職超氷河期と言われました。苦労に苦労を重ね、それなりな企業に入社はできたとはいえ、希望職種でなかった。

だから尚更

なんだよ、この国は

感がすごかった。せっかく入った会社を5年で辞めたのは

「こりゃダメだ」

感が、すごかったからです。

すなわち、いま

さよなら

と言われているおっさんもまた、若い頃は

さよなら、おっさん

と大いに言いたかったわけ。

大ブーメランに見舞われたロスジェネ世代

そんな経験を経てきた世代がおっさんになって、今度は目の敵のように言われる不条理さ…。怒りを通り越して呆れるというか。

一企業に対し、怒りをぶちまけても仕方ないので、

20年前にオレらが思ってた事を、今度はオレらにぶちまけるか

的な、感じの思いが強い。

で、そんなコピーを言う、メディアが経済に対してもの申したところで、

なんだ、これ

感は拭えない。

それよか

これだけメディア乱立・群雄割拠の時代に、今の若年層より大きな人口ピラミッドを形成するおっさんに対して

さよなら

を告げ。ケンカまで売ってしまう姿勢に、ア然とするほかない。

寧ろ、そういう経験を経てきた

おっさん

を、上手く取り込んで商売にしないかね、と思うし、もし今の20~30代の

「意識高い」

連中がオレらの世代に対して、

既成概念と常識に雁字搦めになり、既得権益にしがみつこうとする老害

だなんて錯覚を抱いていると本気で思っていると考えているならば、

そりゃ違うし、勘違いだ

って啓蒙するのが、先じゃないか以前に商売としては利口だろうと思うわけです。

いつの世も

若い連中はおっさんをDisり、おっさんおばさん、そしてジジババは若者をDisる。その理由はカンタン。

対立軸に仕立てあげれば、分かりやすい

からに他ならない。人間なんて1人1人違うもの。しかしカテゴライズし、定義づけし、敵対的関係に仕立て上げれば、

おっさんが日本をダメにした

論という、バカでも分かりやすい論のできあがり。

この真逆が、オレらおっさんはともかく、ジジババが言う

「近ごろの若い連中は・・・」

的な論。なぜなら、アタマが肉体的物理的に老化してきた脳みそに新しい刺激をドンドコ受け容れていく、若者の考えは理解しがたいから。

だから、こんな言い古されつくされてきた世代対立論をメディアが今更持ち出すスゴさに、ある意味驚きというか・・・

言わずもがなな話ですけど

あのですね、子供だろうが、若者だろうが、おっさんおばさんだろうが、ジイサンバアサンだろうが、

利口は利口で、バカはバカ

なんですよ。

プログラミングも大学受験レベルの方程式も、そして日本語・英語・中国語に堪能な頭脳明晰な小学生もいれば、ハナ垂らして四六時中ソシャゲに興じ、九九もいつまで経っても覚えられないガキもいる

一流企業で多くのプロジェクト束ねてキャリアを重ねるミドルのキャリアウーマンもいれば、子供が小学校に通い出して日中ヒマになり、四六時中SNSを覗き猫動画とフェイクニュース拡散に励むおばさんもいる

AIやIoT社会の到来、日本の生産年齢人口激減、超高齢化社会を見越し、常に10年先を見据えて今のうちに数々の先手を打つ70代の優れた名経営者もいれば、楽しみは公園で週1回やるゲートボール大会で、あとは茶を飲みせんべいかじってテレビ見ている70代もいる

でも、それはどんな企業も絶対にコピーにしない。

なぜって!?

そりゃ

バカと言われた側を壮大に敵に回し、炎上するから

に他ならないし、

それを言っちゃお終いだ

感がすごいからですよ。

利口とみなされた側 vs バカとみなされた側

の実に不毛な見苦しい対立もまた、ネットでくり広げられるに違いない。

今回はそれと同じ次元。特定の世代を

「○○で○○」

だとカテゴライズして

「さよなら」

という

それを言っちゃお終いだ

をしたわけです。メディア産業のコピーとしては、ある意味画期的な話であり、広告史上に残る名コピーとして、歴史に刻まれるでしょう。めでたしめでたし。

それ以前に

NewswPickって月額1500円を課金をしない限りは、単なるソーシャルブックマークであり、実名でエラそうに物言う連中の吹き溜まりですからね。

それこそ

さよなら、NewsPicks

アプリをサッサとスマホからアンインストールさせてもらいました。

そんなコピーを賞賛する連中と、俺は一緒に仕事したかないし、俺の人生に不要ですから。

さよなら、おっさん